講師・スタッフ紹介
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事実は小説より奇なり―とよく言われます。そんな事実との出会いを求め、拾い集めた現象や風景、人物、そして言葉を自分の胸のなかでしっかりと受け止め、文章にしていくのがノンフィクション作家の仕事です。まず、日常の生活のなかで心に残ったことを書きとめる作業から始めましょう。
スポーツライター・作家・コメンテーター/1966年生まれ。滋賀県高島市出身。関西大学文学部仏文学科卒業後、産経新聞社に入社。岡山総局を経て大阪本社社会部へ。警察回りや行政、遊軍担当、司法キャップなどを歴任、阪神大震災や大阪五輪招致問題などで長期連載を手がけ、小児医療連載『失われた命』で「アップジョン医学記事賞」を受賞、雑誌に発表した『武蔵野のローレライ』で「第7回文藝春秋Numberスポーツノンフィクション新人賞」を受賞。2002年からフリーランスになり、戦前に来日し、神様と呼ばれたフィリピン人ボクサー・ベビー・ゴステロの波瀾万丈の生涯を描いた初の書き下ろしノンフィクション『拳の漂流』(講談社)で03年度「ミズノスポーツライター賞最優秀賞」、同年度の「咲くやこの花賞」(文藝部門)を受賞した。著書に、卓球界の巨星・荻村伊智朗の生涯を卓球場の女性場主の視点から描いた『ピンポンさん』(講談社)など多数。また、児童書の執筆も手掛け、「世の中への扉」(講談社)シリーズ『兄ちゃんのランドセル』/『レジェンド!葛西紀明選手と下川ジャンプ少年団ものがたり』/『義足でかがやく』/『車いすはともだち』は好評を得ている。スポーツ雑誌『Number』や新聞などに多数のノンフィクションを発表、コラムの掲載、ラジオ番組も担当する等、幅広く活躍している。
主な著書に、『ピンポンさん』〜異端と自己研鑽のDNA・荻村伊智朗伝(講談社)/『拳の漂流』〜神様と呼ばれた男・ベビー・ゴステロの生涯(講談社)/『確信』藪恵壱(ぴあ)/『しあわせの温度』(産経新聞社、共著)/『命の重さ取材して』神戸児童連続殺傷事件(同)/NHK『ステラ』誌〜『吠えろタイガース』/講談社「世の中への扉」シリーズ:「にいちゃんのランドセル」/「レジェンド!葛西紀明選手と下川ジャンプ少年団のものがたり」/「義足でかかがやく」/「車いすはともだち」など多数。