講師・スタッフ紹介
講師・スタッフ紹介
書くことはコミュニケーションの一つの方法であり、言葉を使った自己表現です。あなたはどんな目的で、誰に向けて、何を書くのでしょうか? 私たちは、たとえ無意識であっても、言葉を使って何かを考えています。形を持たない考えや思いを具体的な形にする、つまり人に伝わる文章にするためには、知っておくべき作法や技術があります。
しかしもっと大切なことは、あなた自身が何を感じ、物事をどのように見ているのか、どんな体験をしているかでしょう。書くことは、日々の暮らしや生き方、そこから生まれるさまざまな経験や思いを振り返ることにもつながります。それは、あなた自身を伝えることであり、書き方を磨くことはあなた自身を磨くことでもあるのです。何かをうまく伝えることができた時、たとえそれが取るに足らない一瞬の感覚であったとしても、そこに“感動”があると私は思います。
関西学院大学非常勤講師/関西学院大学大学院修士課程修了、大阪市立大学文学研究科博士課程中途退学。映画を中心とする言語コミュニケーション文化を研究。兵庫県、神戸市、NPO神戸100年映画祭をはじめとする公共団体のほか、FM802を含むさまざまな企業で通訳・翻訳・リライト・講師・講演など多様な活動を行なってきた。映画関係機関誌、同人誌、学会誌などでコラムや論文を執筆。産経新聞、大阪日日新聞に寄稿。翻訳書に「キエシロフスキーの全貌」がある。