作家養成コラム

月刊「たる」原稿募集について【在校生限定】

2019.04.25

創作・執筆のヒント

月刊「たる」の“酒と人”にまつわる物語のコーナーでは、奇数月号に「心斎橋大学」、偶数月号に「東京作家大学」の受講生の作品を掲載しております。3カ月毎にサブテーマを設け、作品を募集致します。大手書店で販売される雑誌に掲載されるチャンスです。皆様からの力作をお待ちしております!

月刊「たる」原稿募集要項「20197月号/サブテーマ:飴玉」

募集対象:
“飴玉”をサブテーマにした、“酒と人”のショートストーリーで未発表の物。
40代の男女を読者ターゲットに、飲む人、季節、場所によって、お酒を介した様々な出会いや想いを、1話完結のフィクションで募集します。“酒”と“人” の2点を主軸にした上で、人物構成や背景描写、ストーリー展開等を自由に表現して下さい。

字数:
タイトル16文字以内、本文1行20字×44行目以内に調整(原稿用紙861~880字分)

書式:
ワープロソフトを使用する場合も、原稿用紙を使用する場合も、1ページ目は表紙とし、「タイトル(16文字以内)」と「所属クラス・氏名(掲載される場合、ペンネームを希望される方は氏名とペンネームを併記)」を記入して下さい。また、本文原稿の左上に氏名とページ番号を入れて下さい。(ワープロソフトをご利用の場合、印刷後に手書きでも可)表紙も含め、右上をホッチキスで留めてご提出下さい。各書式の詳細は、下記をご確認下さい。

ワープロソフトの場合:
罫線(マス目)は設定せず、「A4」「20字×22行」、「縦書き」(用紙は横置き)でページ設定して下さい。1ページ目を表紙とし、2ページ目より本文を開始、3ページ目の22行目で納めて下さい。※ワープロソフトの字数カウント機能は使用せず、上記ページ設定の字数・行数で確認して下さい。(文字カウント機能では、空きマス分が計算されません。)

原稿用紙の場合:
2020行の400字詰め原稿用紙を使用して下さい。1枚目を表紙とし、2枚目より本文を開始、4枚目の4行目で納めて下さい。

締切:
5月7日(火)19時迄 ※9月号はサブテーマが変わります

※持参・郵送・メール添付でご提出下さい。(メール本文への入力は不可・問い合わせフォームへの入力は不可)(ワード、一太郎、その他テキストエディタ)

◎ご応募頂いた方には、月刊「たる」を1冊進呈致します。(無くなり次第終了)

メール添付の場合:
心斎橋大学のINFOメール宛にお送り下さい。メールのタイトルおよび添付ファイル名とも「たる応募 クラス(氏名)」として下さい。メール添付の場合は、事務局からの返信を必ずご確認下さい。

発表:各号発売に合わせて発表予定。掲示板に貼り出し致します。

たる出版株式会社様、心斎橋大学講師が審査し、掲載が決定された方には、心斎橋大学事務局よりご連絡致します。(発売は毎月25日※7月号は6/25発売予定)

注意:  ※ 作品はお返し致しません。また、一度提出頂いた作品の変更・訂正は受付致しません。

  • 審査に関するお問い合わせにはお応え出来ません。
  • 掲載作品の著作権・使用権は、たる出版に帰属します。
  • 掲載作品は、月刊「たる」の発刊にあたり、校正させて頂く場合があります。
  • ワープロソフトで作成された原稿をプリントアウトして提出された場合、掲載決定後にデータの提出をお願い致しますので、データは必ず保管しておいて下さい。
  • 月刊「たる」の原稿募集に関する作品の添削・講評依頼は、受付出来ませんのでご了承下さい。

 

月刊「たる」5月号掲載決定作品

下記は、今回募集の7月号と同じ「飴玉」をテーマに書かれた作品と講評です。参考になさって下さい。
※WEBで読みやすいように編集しています。応募の際には、上記の要項に沿って執筆して下さい。

『桜色の餞別』森月真弓

 まだ肌寒い3月最終の金曜日。大阪支店恒例のお花見会では上司・先輩・後輩が入り乱れて賑やかに酒を酌み交わしている。

「みんな、桜そっちのけやね」

 隣に座った淳に笑いながら杏子が話しかける。

「花見なんてそんなもんちゃうか」

 いつもの体育会系満載の淳と少し違う雰囲気を感じる。

「どしたん。なんか疲れてる?」

「俺、この雰囲気好きやで。みんな一緒になって楽しそうに酒飲のんで、タコ焼き食うて。うちの会社でも、こんなん大阪支店だけちゃうか。」

 杏子の問いには答えず淳は缶ビールを飲み干した。

 宴会が終って駅に向かって歩いていると、淳が追い付いてきた。駅のホームでは微酔いの若者達が賑やかだ。その間をすり抜けて、入ってきた電車に乗った。

「なあ、あれ持ってるか?」と淳。

「あれっ て」と聞き返すと「あれやんか、大阪のおば ちゃんが持ってるアレ」と淳。ああ…と、杏子は鞄から花柄の巾着袋を取り出し、中から一握り掴んで「飴ちゃんの事?」と淳の前で手を開く。

「おおそれや。ひとつ貰うで」

 淳は桜色の包みを一つ取って口に放り込んだ。

「おまえいつも飴袋持ってるんか。ほんま大阪のおばちゃんやな」

 と笑い暫し静かになる。

「俺、来月から東京勤務やねん」と淳。

「…そうなんや」

 驚きと落胆をかみ殺しながら杏子は言葉を絞り出した。淳の転勤の話は少し前から噂になっていたが確定したようだ。

「何年かしたら戻って来るんやろ」

 努めて明るく杏子が言うと、

「それはわからん。戻ること気にしてたら頑張られへん。ここは勝負どころやと思うてるから、あとさき考えんと頑張ってみるわ」      

 色々な想いが込み上げてきて、伝える言葉を探している間に、淳が降りる駅に到着した。

「ほんじゃな。飴ちゃん有り難う。お前も頑張れよ。大阪のおばちゃん。」

 笑顔でそう言い残すと淳はさっさと降りていった。

 窓ガラス越しに淳の後姿を見送っていると階段で躓いて転びそうになるのが見えた。

「あんたかて大阪のおっちゃんやん。しっかり頑張りや」

 そう呟いて杏子は笑った。

 

【講評】

大阪のおばちゃんとおっちゃんの、ほのぼのとした関係。キーワードの飴玉を餞別ととらえたセンス。オチもほほえましく、さわやかな印象が残る作品になった。

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