受講生の声と実績
受講生の声と実績
私は定年後、上演されるような戯曲を書いて暮らしていこうと思っていた。
少し学んでいく内に、これは書くということそのものを一から学ぶべきだと思うようになった。そんな折、毎日新聞で心斎橋大学を取り上げた記事が載り、それを読んだ妻が私に入学を勧めてくれた。体験授業を受け、実践で活躍している講師の誠意ある授業に、これはいいと直感して入学した。授業料も内容に対しては安いと思った。そして事務局の方達の感じが良かった。爽やかなのだ。
入学式の日、日航ホテルの大広間でたくさんの活躍されている講師の方々の話があった。一様に励まして下さる。その中に高齢なのに現役で活躍されている方がいた。そのお話しは、ジャンルに拘らず何でも書きなさいとのことだった。私はこの言葉で目からウロコが落ちた。そうか、何でもいいんだ。
授業の時はいつも講師の先生に近い席に座る。私は勧められるまま生まれて初めてエッセイを書き、『たる』という雑誌に応募した。そして生まれて初めて小説を書き藤本義一文学賞に応募した。入賞するはずもないのに何かドキドキした。今日はオリアムエッセイ賞に応募した。
定年後の生活にはハリがない。なぜか?目標がないからだ。生活のペースが自由でそれを望んだのに、いざその時になってすることがないと友人は言った。
しかし、この心斎橋大学はそれぞれがみんな目的を持って集まってくる。今、交流会等を通じて少しずつ生徒どうし話せるようになった。お互いに新鮮な会話が成立する。それはなぜか?書くことを目指している者達の集団だからだ。話せばみんなスゴイと驚くことを持っている。それはとてもいい刺激であり、希望だ。
私は今、毎週提出するノートのおかげで、書くことに抵抗がなくなりつつある。また、それがいい習慣にもなっている。後は卒業の時、自分の納得いく作品ができれば、そしてみんながそうなればいいと思っている。