小説家、放送作家、脚本家、児童文学作家、絵本作家の養成スクール[大阪/心斎橋大学]

　二十年ほど前、友人から「あなたのご実家の話は面白いので本を書き！」と言われた。
　十年後、両親が亡くなり、看病・介護が終わりホッとしている時だった。小さい新聞広告に藤本義一さんの写真と共に「書きたい人は来てください」と載っていた。「これだ！」と飛び込んだ。

　平成二十九年「自分史の講座をします」との心斎橋大学の言葉に手を挙げた。
　四百年以上前の因縁を背負った父。婚家の腹いせを娘にしていた母。勉強は出来たけれど四十六歳で一級障害者になった兄。裁判所も溜息をつく父の九人の兄弟・姉妹の五十年以上の骨肉の争い。

　その中で生き、育ってきた私は様々の思いをしてきたが、先生のアドバイスを受けながら自分史『家系の宿命』を書くうちに整理が出来、心穏やかになっていった。
　平穏な心になった私は、長年の大きな実家の争いを終わらせることが出来た。

　藤本義一先生がお創りになられた素晴らしい心斎橋大学で、実家の一族の歴史を書きたいと思いながらも文章の書き方の未熟な私を励まし、指導して下さった先生方に感謝です。