受講生の声と実績
受講生の声と実績
小さい頃から本を読むことが好きでした。世界文学全集をずっと読んでいました。
ただ、当時は書くことはしませんでした。書こうと思いつかなかったんですね。
最初に物語らしきものを書いたのは二十歳を過ぎてからのことで、それも、自分で読んで満足しているだけ。
で、短い話をいくつか書いてやめました。それが、この歳になって、書きたい話が思い浮かんでしまって、書き始めたのです。文章を書くことは好きなので、すらすら書きました。けれど、書き上げられなかったのです。
最後まで話を練っていなかったこととか、あとからあとからテーマを足してしまったとか、そもそもつまらない話に思えてきたとか、飽き性だとか、理由は沢山あります。それでも書き上げて、他人に読んでもらいたいと思いました。
それで、まず心斎橋大学に入学しました。小説を書くスキルを磨きたいというのもあります。
けれど、それよりも僕に重要だったのは、ひたすら文章を書く環境に身を置くということでした。心斎橋大学は、それについて最高の環境だと思います。
僕はジャンルコースにいますが、毎週いろいろなジャンルの課題が出され、毎日うんうん唸ります。また、クラスメートの書いたものを読み、自分が考えつきもしなかったアイデアに刺激を受けたりします。なにより、僕にとって重要だと思う、書き始めた話を終わらせる力が養われているような気がします。
一年のカリキュラムのうちの後半には、原稿用紙五十枚の短編を一本創作する、実作講義があります。僕はその受講を経て、ある程度の長さの小説を書き上げる力を身につけたいと思っています。自分の小説を書くのはもっと勉強してからですが、今から、とても楽しみです。